鳥尾でございます あんでぃさんのレポートはこちら

白鳥編
おとぼけ野鳥の会・東京支部/新潟本部 合同鳥見会  戻る
いくら寒いからと言って男の子が泣き言を言ってはいけません。水鳥君たちはこの寒い中水泳をしているのです。しかも東京から来ているミスターあんでぃは鼻歌を歌いながら雪景色を楽しんでいるのです。

私は震える声で言った。「寒いから車乗りませんか?」心とはうらはらに正直な言葉が口から出た。私はなんて根性無しなんでしょう。車のヒーターを最高にすると凍えた手をさすった。

もちろんあんでぃさんは余裕である。「白鳥いましたよ♪カモ達も同じ仲間でかたまってますね」ヨカッタ白鳥君はまだ鳥屋野潟にいるらしいここの白鳥君は朝の9時30分ごろまでに少し離れた餌場に飛んでいくのがいつものパターンだからだ。

どうやら強風と雪のため時間を遅らせているらしい、そうなると私がいつも鳥見に行く県立図書館にも白鳥君が居るかもしれないと車を走らせた。ところがここの白鳥君は几帳面らしく、ほとんど餌場に飛んでいってしまい残っている白鳥は数えるほどしかいなかった…しかも、いつもいるオオタカもいない…少し歩いたが収穫はない。完全に鳥君にふられてしまったようだ。
焦った私は白鳥が集まる最大のポイントへ行く事にした。これから行くポイントはアシハラの陰になっているため人間は近づきにくいが鳥たちが身を休めるには絶好の場所なのだ。目的地に近づいた頃又雲行きが怪しくなってきた。しかもいつも車を入れる場所はお正月のため鎖がはってあり車をとめられない。少し吹雪のやむのを待ったがなかなか晴れ間にならない。

そのうち小さな白鳥の編隊が餌場に向かって飛び始めた。ここでの鳥見をあきらめ、白鳥からはだいぶ離れてしまうが鳥屋野潟公園から観察する事にした。あんでぃさんにはもっと近くから白鳥君を見てもらいたかったのだが残念でございます。

車のヒーターは最高にしたのだが足元から冷えてきた。そこで私は聞いた「あんでぃさん寒くありませんか?」すると彼は明るい声で言った。「大丈夫です。北海道に鶴を見にいた時はもっと寒かったです」そこで色々寒い所に鳥見を行った時の苦労話を聞いた。

その話の面白さに思わず私は寒さを忘れた。ネットでの軽快な語り口そのものです♪何も足さない何もひかない…それが、あんでぃさんです。(どこかで聞いたことのあるセリフ…)実際気難しい人だったらどうしょうと思っていただけに私は安どしました。

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