鳥尾でございます あんでぃさんのレポートはこちら

ワシタカ編
おとぼけ野鳥の会・東京支部/新潟本部 合同鳥見会  戻る
私は自慢じゃありませんが鳥の区別がつきません。威張る事ではありませんが事実です。本当に鳥が好きなだけなのです。

そんな私を哀れに思ったのか神様は私たち二人に猛禽を使わされました。わずかな晴れ間をぬってオオタカ、ミサゴ、ハヤブサなどが現れたのです。「あ!トビだ」と言おうと思ったが間違っていると悪いので「あ!あの鳥なんでしょう?」とはぐらかした。あんでぃさんならきっと完璧な答えを言ってくれると思ったからだ。

「ミサゴですね、あれはオオタカです」…………「トビ」と言わなくてよかった…私の勘はことごとく外れていた。

そう言われると確かにいつも見慣れているトビとは違うようだ。シッポがバチの形をしていない…あんでぃさんに言わせると同じトビでも尻尾の形が丸みを帯びたものもいるらしい…(メモ…メモ…)

突然後ろの木の茂みから小鳥たちが飛び立った。(多分この小鳥はムクドリだと思います)

その小鳥を追って1羽の鳥が飛び込んできた。ハヤブサだ。おなじみの急降下を繰り返し逃げ送れた鳥がいないかキョロキョロしている。このハヤブサは私の性格に似ていてしつこかった。

何べんも何べんも急降下を繰り返す。すごいスピードだ。黒い塊にしか見えない。その時「ゴァ!ゴァ!」と大きなダミ声が聞こえてきた。オオヒシクイの小さな編隊が現れたのだ。なんと上手い具合にこちらの方にコースをとって来た。さすがに大きい!白鳥を一回り小さくした感じだ。オオヒシクイの方に気をとられていたあいだにいつのまにかハヤブサはどこかに行ってしまった。

猛禽が去ったあと又空模様が荒れてきた。バードウォッチャーは悪天候だからと言って鳥見をしないわけではありません。事実その日も二組の鳥見隊が来ていた。普通なら挨拶する所だが皆あんでぃさんのカメラを見るとヒソヒソ話しをしてこちらの方に近づいてこない。私にはわからないが見る人が見ればあんでぃさんのカメラ装備は目玉が飛び出るくらいの最高級品らしい。

さすがに大荒れになってきたので鳥見を切り上げ私の家に避難する事にした。何べんも言いますが、私は寒いのが嫌いだ!!

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