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わかり切った事書いてるかもしれないけど参考になったら嬉しいです。もちろんプロではないのでメチャクチャなやり方かもしれないけどとりあえずここに書いてある事と同じ事をすれば私程度の絵は描けます。と言うよりこのやり方しか知らない。なにせ私もこのソフトを使い始めて一ヶ月しか、たっていない物ですから「おかしいな?」と思った所は自分の考えを優先して絵を描いてね。


画像の取り込みと下絵の準備

まず“フォトショップ”を立ち上げ下絵となる画像(エンピツ描きのラフ画)をスキャナーでに直接取り込みます。だから新規作成のページなんて作りません。

画像は後でポストカードにする事を考え解像度300で取り込みます。サイズ設定とかめんどくさいことは一切しません。サイズなんて後で好きな大きさにすればいいのです。最終的に出来上がる絵の大きさは基本的に“はがきサイズ”と決めています。このサイズだとストレスがたまることなく作業が出来るような気がします。

前後してしまいましたが私の場合ラフ画は“はがきサイズ”の紙にいつも描いています。このサイズが私には一番描き易いのです。だから理屈からいえば出来上がりサイズを大きくしたかったら解像度を上げるか下絵のラフ画を大きく描けばいいのです。(もちろん出来上がりサイズは正確に設定できますのでコンピューターのストレスのたまらない範囲で好きに決めましょう)ただ荒れた絵を解像度を上げれば綺麗になるだろうと思いがちですが、ただ容量が大きくなるだけで画像自体は綺麗になりません間違えないようにしてね。

めでたくフォトショップに下絵を取り込んだらレイヤーを見てください。取り込んだ絵のサムネイル(縮尺画像)が出ているはずです。そこにカーソルのポインターを持っていき右クリックします。するとレイヤーのプロパティーが出てきます。そしてわかりやすいように仮の名前を削除して好きな名前を書き込みます。

名前を書き込むボックスのすぐ下に透明度を設定するレバーがありますのでそれをクリックして75%くらいの透明度にします。(下絵が薄いグレーになって下絵が凄く描き易くなる。これで下準備は完了です。

その1.レイヤーを使った簡単な下描き(フリーハンド)


下絵を取り込んだらいよいよ下描きの開始です。レイヤーコーナーの下の方に新規作成ボタンがありますのでクリックして下さい。(ここからはコーナーのどこにボタンがあるとは書きませんので自分で探してください。基本的に何々コーナーと書いてあれば必ずその中に希望のボタンがあります)

たった今作った新しいレイヤーを右クリックしてレイヤーのプロパティーを出し好きな名前を入れてください。ここでは取り込んだ下絵を“おとこのこ”だと思ってください。

いいですか?それでは下絵が男の子と思いながら作業をしていきます。左のツールコーナーから虫眼鏡をクリックして、これから描きたい下絵部分を拡大してください。ここがコツです。つまり下絵全体を表示するのではなく今顔を先に描こうと思ったらその顔の部分を画面いっぱいに拡大するのです。

虫眼鏡ツールで顔の部分だけを上から斜め下に滑らせて範囲指定するのが一番簡単です。面倒で無かったら虫眼鏡ツールを好きな大きさになるまでクリックしつづけてももちろん結構です。好きな方法でやりましょう。

画面いっぱいに顔の部分を拡大したらいよいよ描き始めます。私の場合はキャラクターが小さいので左のツールバーの“エンピツ”を使っています。(エンピツボタンを押しつづけるとブラシも出てきます)やって見るとわかると思いますが取り込んだ下絵の大きさにもよルと思うけど“えんぴつ”を一番小さく設定しても(線の太さの設定は左上のツールバーの中にあります)意外と太い線になります。

エンピツの場合なめらかに見えるような中間色は作ってくれません。逆に言えばホームページ用の画像と割り切ればこっちのほうがいいかも…細かな事をいっても画像で説明しているわけではないので極力わかりやすい方法で説明しますね。

ここまでで下絵の取り込み、新規レイヤーの作成、描くためのエンピツの設定が出来ました。それではレイヤーの中に下絵を描き始めます。

あたりまえのことですが絵を描く時は遠い景色の物、またはズボンの中にシャツを入れるならシャツから描くのがアナログですね。しかしデジタルの場合は自分の描きたい物書きたい所から好きに描きましょう。描きたくない風景などを延々と描いていてもつまりません。“今描きたい場所”から描くのです。

しかしそうは言っても、それだと返ってわかりにくいと言う人のために今はわかりやすいように“奥を先に描いて”“段段と上にかぶさる物を描いて”行く事にします。

お絵描き開始♪

ここで問題があります。“イラストレーター”と違って“ホトショップ”で絵を描く場合輪郭線をつけるのか輪郭線無しで絵に立体感を付けて仕上げるのかある程度決めた方がいいと思います。

輪郭線をつけて描く方法が一番簡単です。ただあたりまえに輪郭線で囲んだ部分に左のツールバーにあるバケツ君で色を塗っていけばいいのです。これはウインドウズのおまけのペイントにもありますからおなじみですね。

問題は輪郭線も描くかも知れないし描かないかもしれないからどっちにするか迷った時です。迷った時は両方描いてしまいましょう。

1. 画面にまず何でもいいから絵を描いてください。これで輪郭線が出来ました。次に塗りつぶし用の新しいレイヤーを作成します。つまりレイヤーが2枚出来た事になります。

2.輪郭線の描いてあるレイヤーをクリックします。次は塗りたい部分を左にある“自動選択ツール”でクリックして下さい。きれいに輪郭線の内側に点線が書かれたと思います。それが塗りつぶしの出来る範囲です。

3.塗りつぶし範囲が指定できたら今度は塗りつぶし用に作っておいたレイヤーをクリックして下さい。これで塗りつぶしの出来る範囲が塗りつぶしレイヤーに移動する事が出来ました。でもこれだと塗りつぶしをした後“輪郭線のレイヤー”のめだま君をクリックして一時的に輪郭線を消した場合、輪郭線の部分だけぽっかり抜けてしまいます。

4.次の作業は上のツールバーの中から“選択範囲”をクリックします。その中にある“選択範囲を変更”をクリック次に“拡張”をクリックして輪郭線の丁度真中になるくらいまで塗りつぶし範囲を調整します。これで設定は終わりです。バケツ君で好きな色で塗りつぶしてください。輪郭線の真中まで塗りつぶせたら成功です。何べんも挑戦して塗りつぶし範囲の感覚を自分なりに掴んでください。

5.ここで注意するのは輪郭線が無くなる位塗りつぶし範囲を広げてしまったのですぐ隣りに別の色がくっいてしまいましたね。これではまずいので色が重なり合った部分は全て別の新しいレイヤーを作って隔離してしまいましょう。

6.やり方は全て同じ事のの繰り返しです。輪郭線のレイヤーをクリックしてまず範囲を指定して塗りつぶしたい別々に作っておいた塗りつぶしたいレイヤーをクリックして塗りつぶし範囲を移動してバケツ君で塗りつぶせばいいのです。塗りつぶし範囲を輪郭線の真中になるように設定するのを忘れないようにね。

7.それでは別々に作ったレイヤーの全ての塗りつぶし作業が終了したと仮定します。今あなたには輪郭線の無いべた塗りの画面が見えていますね。隙間が出来ないくらい上手く塗りこみが出来たでしょうか?多少は目をつむりましょう最初から上手く出来たら苦労はしません。

8.それでは最後に今の状態では“輪郭線”が下になって全然あなたには見えないはずです。それではこれから輪郭線にご登場いただきましょう。まず輪郭線の描いてあるレイヤーをクリックしてください。そのままマウスのボタンを離さず新しく作った別々の色が塗ってあるレイヤーの一番上まで持っていきましょう。上の方にマウスを上げつづければ勝手にレイヤーがエレベーターのように降りてきてくれます。一番上まで“輪郭線のレイヤー”を持ってくることが出来ましたか?

それでは輪郭線が上手く表示でき別々なレイヤーに塗っておいた色もきれいに出ていると仮定します。つまりとりあえずこれで“輪郭線”のついたイラストが完成したわけです。後は好みで“輪郭線のレイヤーの目玉君”をクリックして表示させたり非表示にして“輪郭線”をつけるかつけないか検討してください。

言葉で説明してもわかりにくいので私の絵の描き方を直接参考にして下さい
 
“まがり木の秘密基地”で説明します。出来上がりと違いますね。ラフ画の状態ではもっと沢山の子供たちがいたのですが木の上絵の子供を描いた時点で何となくあの物寂しい雰囲気もいいかな…と後のお子様には休憩してもらっています。

手順1

まずスキャナーで下絵を取り込みます。レイヤーに出来た縮尺画面を右クリックプロパテーをクリックレイヤーの名前を“木の上”に変更、透明度を75%位にする。レイヤーボックスの下にある新規レイヤーをクリック。

これで下絵の上に作業用のレイヤーが出来ました。

手順2

ここでは女の子を描いて見ましょう。新しいレイヤーを右クリックして名前を“足”に変更します。むしめがね君で女の子を拡大します。(もともと小さな下絵なのでこの場合は女の子の全身を画面いっぱいに拡大します)
   
レイヤー  足
今回は輪郭線は使用しないので始めから肌色で足を描きバケツ君で塗りつぶします。足を画面いっぱい拡大して失敗してもいいからゆっくりと描いてください。
レイヤー  足
レイヤーの枚数は少ない方がいいに決まっています。ついでに手も描いちゃいましょう。
重なり具合から考えて後描けるパーツはありませんので又新しいレイヤーを作ります。

レイヤーの名前を“スカート”に変更します。
レイヤー  スカート
スカートの模様などは後でも描けますのでとりあえずスカートとクツを描きましょう。「上手く描けないなー」なんてがっかりしないでね。なれれば絶対要領よく描けるようになります。

新しいレイヤーを作り名前を“体”と変更しましょう。
レイヤー  体
別に上手く描こうなんて思わないほうがいいです。体の形をしていればOKです。

新しいレイヤーを作り名前を“顔”と変更します。ついでに次のステップでは腕とスカートの模様も描くのだ。
レイヤー  顔
おおー♪だいぶ人間らしくなってきたではないか!顔が少し大きかったのでちっちゃくしました。

新しいレイヤーを作り“髪の毛”と変更します。
レイヤー “髪の毛”
髪の毛と目・靴のリボンを描いてとりあえず完成です。

最初に取り込んだ下絵はもう使いませんので“下絵のレイヤー”のめだま君をクリックして非表示にします。
最後の仕上げに絵にメリハリをつけていきます。
各レイヤーをクリックして範囲指定します。あとは自分の感覚でエアーブラシツールで色をあげていきます。

あくまでもそれらしく見えればいいと思います。

エアーブラシをかけて完成です

ホームページ用なので画像が荒れているのが残念ですがこれで女の子が出来上がりました。たったこれだけの機能で結構それらしく描ける物です。

皆さんもぜひ“フォトショップ”に挑戦してみてください。


本当に自己流なので要領の悪い所もありますがそのソフトを完全に使いこなすのではなく自分の描きたい絵に必要な最低限のツールで描いた方が私的には楽しく描けます。

新しいツールを見つけたら又少しづつ追加していく予定ですので時々チェックしてくださいね。

                    おとぼけ野鳥の会   飯田 鳥尾