新潟県・方言と伝承話による鳥名の由来    戻る



フクロウ


この鳥は昔から人間に親しまれていて知らない人はいないでしょう。そのせいかこれといった民話、伝承話のたぐいは無いようです。ちなみに戦後密造酒の代名詞「ドブロク」を飲む時、公然と「ドブロクを飲もう」とは言えなかったので「フクロウを飲もう」と言ったそうです。夜ひっそりと隠れながら飲んだ所から来たと聞いています。

子供の頃よくフクロウの鳴き真似をしました。両手を組んで小さな穴を作りそこに息を吹き込むとフクロウそっくりの音が出るのです。皆さんもやらなかったですか?

昔の子はカラスの鳴き声では帰らなかったがフクロウの鳴き声がすると急いで暗い道を手探りで家に帰ったものです。夜の7時8時まで遊んでいるなんて、あたりまえだった。親も全然心配しないでテレビを見ていた。そんな時代もあったのです。



新潟県の方言

フグロ/フクロ/オオフクロ/ダルマドリ

《ダルマドリ》

やはり見た目でこの名前が付けられたらしい。本当にダルマさんそっくりですものね。

《オオフクロ》

下越地方では一番の大型のフクロウであった事から付けられたと推測される。