新潟県・方言と伝承話による鳥名の由来    戻る



サンコウチョウ


この鳥には神がかり的な伝説があります。3年飼うと廃人になるとか目の病になるとか言われ新潟県では捕獲して飼う人がいなかったそうです。漢字で三光鳥と書き、日、月、星の天から授かった名前を持っていため神がかりの鳥にされてしまったようです。でも真相は非常に飼うのが難しい鳥で3年も飼うと心も体も疲れ果て、病気になってしまう事からそんな言い伝えが生まれたのではないでしょうか…

下越の豊栄市、笹神村などでは「サンコウチョウが家や屋敷内に巣を作ると家族の誰かが病気になってろくな事がないから見つけ次第取り除いてしまえ」という言い伝えが残っているそうです。

全国的に個体数が非常に減少しているサンコウチョウも新潟県ではさいわいまだ相当数見ることは出来ます。捕獲したり触ったりするとよくない事があるといわれて来たのは、その鳥を保護したいと考えた昔の人の秘策かもしれませんね…



新潟県の方言

オナガドリ/サンゴチョウ/ツキヒホシドリ/ヌエ/オナガ/サンコチョウ/サンジャク