鳥バカ通信局  2000  11月〜12月   NO81〜NO90 戻る
NO81
2000/11/28 (火)

まだ風邪が治りきっていないのか体がふらふらする。まるで鳥のように空を飛んでいるようです。たとえで言えば「ドラえもん」状態とでも言おうか…つまり地に足がついていない。

※ドラえもんは地面から5ミリぐらい浮いて歩いている。だから当然足音はしない。「ドラえもん大百科」を読んだから確かなはずだ。

きっと、鳥は空を飛んでいる時こんな感じなんだろうな。落ちそうで落ちない倒れそうで倒れない…それでいてバランスは取れている。あ〜ぁ私も鳥のように飛んでみたい。直径一メートルぐらいのヘリウムガスのつまった風船、体に縛ったら空飛べないかな?


NO82
2000/11/29 (水)

鳥の翼の力はたいした物だろうと思う。特に飛び立つときの瞬発力は相当あるんじゃあないでしょうか。カモ達が飛び立つ時に隣りのカモと接触してキリモミ状態で水の中にドブンと逆戻りしているのをよく目にする。

これと似たような話で「レースバト」の大会にハトを出場させた人から聞いたのだが一斉にハトを放つと必ず2〜3羽隣りのハトの翼に叩きつけられて地面にぐったりしているハトがいるという。人間で言うならカウンターパンチをもろに食らったような物なのだろう。もっともそれだけ力がなければ空も飛べないという事の裏返しでもありますね。


NO83
2000/11/30 (木)


カラスがねぐらに帰って行く。いつもよりだいぶ早い。大体ねぐらがある場所まで鳥の速さなら15分と言う所だろうか。しばらく車を走らせているとポツリポツリと雨が降ってきた。そんなにひどい降りにはならなかったが、ひょっとしてカラスは雨が降ってくるのがわかったので急いでねぐらに帰ったのかな?

動物には不思議な能力があると思う。昔からネズミは沈没しそうな船から逃げ出すといいます。あれって本当かもしれない。カラスが屋根で鳴くとその家の誰かが亡くなるとか、あんまりいい言い伝えはないですけどね。



2000 12月

NO84
 2000/12/01 (金)

今日から12月。もうあと一ヶ月で今年も終わりです。

ビルの壁面に10センチほどの突起がついていた。構造上の物なのかオブジェかわからないが鳥たちにとっては絶交の休憩場だ。そこにはハトを中心にスズメなどの小鳥までいる。

そのビルは何の変哲もない、どこにでもありそうな建物であったが、ビルの壁だけは鳥たちのおかげで面白いデザインになっている。しかも壁面を飾った何十羽のハトやスズメがときおり飛び立ったり場所を変えたりするものだからアニメーションのように画面が変わる…ひょっとするとこの壁は鳥たちの遊び場なのかな?鳥たちのしぐさを見ていると私はそんな気さえしてきました。

「ビルの壁君」…ちょっとうるさいけど鳥君たちのいい遊び相手でいてね。



NO85
 2000/12/02 (土)

いつも見慣れている場所以外で鳥を見るとなんか新鮮な感じがするものです。湖でばかり見ている白鳥をビルの谷間から見ると「あれ?」っと思うから不思議だ。

確かに白鳥なんだけど違う鳥に見える。思い込みというものですね「コアコア」と鳴き声を聞いてあらためて白鳥だという事に納得する。皆さんそんな事ありませんか?渋滞でノロノロ運転の私の車をらくらくと追い越していく白鳥たちを見上げながら「あした鳥屋野潟で会おうね」と心の中でつぶやきました。


NO86
 2000/12/03 (日)

午前中ちょっと用事があったのでお昼を食べてから鳥見をする事にした。昨日の予報では雨だったのだが朝からお日様が出て暖かいラッキー♪このぶんならお昼からも晴れそうだ。

お昼を早めに食べて「さて行くかな」と、玄関を出たら突然雨が降り始めた。意気込みが凄かっただけに落胆も凄かった。雨だけなら強行するのだが風まであっては、ちとつらい。しかし待てよ…ここで私は考えました。この天気は鳥くん達にとってもつらいはずだ。遠くの餌場に行かず湖でランチを済ますかもしれないぞ。

そう思ったらお尻がムズムズしてきた。何だかんだ言って結局鳥見に行く事にした私でした。


NO87
 2000/12/04 (月)

鳥は普段からおいしいエサはないだろうかと探し回っている。だからどんな小さな物も見逃さない地面に落ちている米粒だって鳥のご馳走だ。しかし今日まぎらわしい事態におちいったのだ。あられが降ったのです。

それがまた米粒そっくりな色と形で今年生まれた若鳥はきっとエサと勘違いして食べた鳥もいたんじゃあないでしょうか。あられはお日様が出るとあっという間に消えてしまった。あられが全部本物のお米だったらよかったのにね残念でした…鳥くん。


NO88
 2000/12/05 (火)

前に鳥屋敷があると書いたが今日その家で事件が起きていた。ネコにスズメが襲撃されていたのだ。もちろん捕まるようなスズメはいなかったが久しぶりにネコが鳥を襲っている場面をみた。なんとそのネコは無謀にも2.5メートルぐらいの木に登って鳥を捕ろうとしていたのだ。しかも木の葉はみんな落ちてしまって鳥からネコが丸見えなのだ。

よっぽどネコはお腹が減っていたのでしょう…しばらく残念そうに屋根の上に逃げてしまったスズメを恨めしそうに見ていました。鳥にばかり目が行きがちだがのらねこくんもエサがないんだよね。

…ネコにも鳥にもエサがさずかりますように…


NO89
 2000/12/06 (水)

玄関を出るとバケツの中の水が凍っていた。田んぼにも氷が張っているかもしれない、いつものサギ君はどうしたかなと気になって見たが今日はいなかった。もうエサが無くなったのかなー。最近気になるのは鳥たちのエサの事ばかりだ。スズメ、ムクドリなどの数が凄く増えてきた。やはりエサが少ないのだろう。

庭でもあったらエサ箱を置きたいなー。眺めるとかそんなんじゃないんだ。困っている鳥たちにエサをあげたいのです。いろいろ意見のある方もいらっしゃるとは思いますが冬場だけは大目に見てください。私は“ただ鳥が好きなだけ”なのです。


NO90
 2000/12/07(木)

サギ君がいなくて心配したけど今日はいた。しかも三羽も…そのサギ君が田んぼに下りようとした時面白い事が起こった。三羽の真中をチョウゲンボウが横切ったのだ。その瞬間三羽はバラバラになりそれぞれ別々な場所に落ちるように下りたのです。

はるかにサギの方が体が大きいのにやはり猛禽類は怖いのでしょうか?チョウゲンボウはあっというまに消えて行きましたがサギ君たちはドキドキしたような顔で下で固まっていました。