鳥バカ通信局  2000  10月   NO41〜NO50  戻る
NO41
2000/10/15 (日)

新潟はやはりまだまだ自然が豊富なのか鳥の話題が結構、新聞、ミニコミ誌、などで取り上げられる。私は鳥のサイトを立ち上げている事もあって、なおさら関心がある。しかしここでちょっと考えた。鳥がもっと沢山いて、いつどこにでもいる存在だったとしたらこれほど皆の関心を呼ぶだろうか?

つまり話題になると言う事は珍しいからだ。鳥の個体数が極端に少なかったり環境の悪化した場所にも結構鳥が来てくれるからだ。そんな事を考えると、「わーい鳥が来たぞー」と、ばかリ喜んでいられないのかも知れない。

トキのお嫁さん来日

中国西安から借り受けたメスのトキが10月14日佐渡トキ保護センターへ無事到着した。このトキは去年生まれた「優優」のお嫁さんとして佐渡入りしたものだ。名前は「美美」(メイメイと読む)十数羽のメスのトキの中から特にかわいい「美美」が選ばれたそうだ。

中国国家林業局の代表団と共に、新潟空港に到着し午後四時すぎ、チャーター便で佐渡へと向かった。佐渡トキ保護センターで一週間ほど寄生虫検査などしたのち飼育員、人口飼料などに慣れさせながら「優優」と同居させる段取りだと言う事だ。


NO42
2000/10/17 (火)

鳥はどうして集団でねぐらに帰るんだろう?しかも群れの中にもリーダーがいるのか逆三角形で飛んでいく。群れの中には又小さな群れがあって20羽くらいの群れが5〜6個同じ所を目指して飛んでいく。

頭の上をカラスがギゃーギゃー鳴きながらねぐらを目指す。目指すは黒崎方面そこには「黒鳥」という地名がある。あまりにカラスが多く飛んでくるのでその名前がついたと聞いている。昔は今にもましてカラスの数は多かったと推測されるのでさぞやすざましいカラスが飛んできたのだろう。


NO43
2000/10/18 (水)

テレビでロシアにいるときの白鳥の様子が映像となって放送されていた。同じ白鳥なのに何故か違和感があった…そこで気づいた。バックの風景が違うのだ。向こうは広い、見渡す限りの湿原、豊富な水、生い茂る植物。国土の広さの違いも当然あるけど、あんな環境の良い所からこんな狭い日本に来てもらって申し訳ないぐらいだ。

最後にロシア人のガイドが行っていた言葉が心に残る。ありふれた言葉ではありますが「白鳥にはパスポートも国境もありません。ロシアの国民と日本の国民はもっと仲良くならなければいけません」難しい事は私にはわからないが白鳥が自由に世界中を飛びまわれる事は確かだ。


NO44
2000/10/19 (木)

とうとう、新潟県の妙高山に初雪が降った。雪国は秋を通り過ぎて、もう冬です。鳥たちは厳しい餌不足が続きます。餌台を出せる余裕のある方は簡単な物でかまいませんから、鳥たちにちょっとばかりの愛の手を…

鳥屋野潟もだいぶ水鳥達が多くなってきました。お待ちかねの白鳥はもうすぐです。よーしカメラ撮るぞー白鳥ならでかいからいくらなんでもバカチョンカメラでも撮れるだろう。その考えは甘いだろうか…


NO45
2000/10/20 (金)

鳥屋野潟のほとりに立って潟を見ていたら、水の上に浮いていた鳥の羽が風に押されて岸の方に流されてきた。ラッキー綺麗な羽でもないかなと拾いに行ったら綿毛しかなかった。カッコイイ風きり羽か尻尾の羽でもないかと期待したのだが駄目でした。

しかし草薮や林の中で探すより確率は高い。待っていれば勝手にあっちから流れて来るんだもん。オシドリの羽が流れてくるまでワシは待つ。白鳥の羽でもいい。


NO46
2000/10/21(土)

土曜日仕事で少し遅くなったが鳥屋野潟を見に行った。あたりは薄暗かったが湖面は光が反射して結構鳥たちがはっきり見えた。5分ぐらい眺めて帰ろうとした時、頭の上で「コア、コア」と大きな声がした。「まさか?」上を見ると巨大な鳥が飛んできた。

白鳥だ。とうとう鳥屋野潟に白鳥がやってまいりました。朝刊には白鳥が来たとは載っていなかったので多分今シーズン初の飛来だろう。ちょうど私の上8メーター位上を通かしたのでなおさら大きく見えた。ドキドキするやっぱり迫力あるなー。明日の予定は決まりです。「白鳥を見に行く」これしかないでしょー!


NO47
2000/10/22 (日)

朝起きるとさっそく朝刊を取りに行った。白鳥飛来のニュースを読むためだ。結構期待して新聞を広げたのだが「あれ?載ってない…」白鳥の「は」の字もなかった。ひょっとして私が気づかない内にもう飛来していたのかな?まっいいか。白鳥が来た事には代わりがないし。

鳥屋野潟に行くと「いた!いた!」もう30羽くらい浮島の陰で長い首を水面に向けてさも「あーぁやっと着いた」と言っているように休んでいる。時刻は7時、次から次へと飛来して来た。8時ごろには60羽近くになった。あたりは白鳥の大合唱だ。

9時頃になると疲れの取れたグループから佐潟や福島潟の方へ飛び立ち始めた。鳥屋野潟は周りに餌場としての水田が少なくなってしまったため休憩場としての役割の方が大きい。しかしこんな光景も最初だけですぐ鳥屋野潟を本拠地としている白鳥が来て湖は白鳥だらけになる。

9時30分私の見ていた範囲の白鳥は全て飛び立った。まるで映画を一本見多様な気分でした。鳥はいい!大好きです♪


NO48
2000/10/23(月)

最近ヒヨドリが急に増えた。色々理由はあるだろうけど家庭に植えてある柿などが実り始めた性ではないでしょうか。よく見ると結構愛嬌のある顔してる。胸の模様も個性的だ。しかしいつも思うことだけど鳥って鳴かなければこっちは気がつかないのに突然、鳴きだすからそこにいるのがばれてしまうのだ。絶対鬼ごっこは出来ませんな。

そのせいかどうかわからないがここら辺ではムクドリが減ったように思う。まあどっちにしても2羽とも鳴き声がうるさいことに代わりがない。どんな鳥でも近くで見れるのはいいことだ。これからもずーっと鳥達と付き合っていきたいな。


NO49
2000/10/24 (火)

いつものように会社行く途中、なんか鳥はいないかな?と自転車を運転しながらキョロキョロ上見たり、下見たりしていました。するといやな物を見た。スズメの羽が落ちていたのだ。しかも右の翼全部多分ネコにやられたのでしょう…もしかすると寿命が来て死んだ物を動物が拾って食べたのだろうか…

寿命をまっとうできる鳥っているのかな?エサが取れなくなって飢え死にする確率と動物に食べられる確率とどっちが高いのだろう…どっちにしても生物の中では鳥類は立場が低い方だろうな。


NO50
2000/10/25 (水)

もう、すっかり鳥達は冬鳥に代わったみたいだ。瓢湖では白鳥がもう3000羽を突破した。ちなみに私のアクセスカウンターもおかげさまで3000人を突破しました。

朝早く鳥を見に鳥屋野潟に行くと朝もやで遠くのシラサギやカモ達がさっぱり見えない。それでも、白鳥は大きいので確認できた。

もやの中から現れた白鳥は凄く幻想的に映る。鳴き声を立てずに飛んでいる所を見ると鳥屋野潟に腰を落ち着けたグループだろうか…その下ではカモ達が一塊でじっとしていた。新潟の鳥見はこれからが本番もっと白鳥こないかなー。