鳥バカ通信局  2000  月〜10  NO21〜NO30  戻る
NO21
2000/09/25 (月)

実りの秋は鳥たちにとっても餌が豊富である。だから子供の作った餌台なんてバカにしてやって来ないんだろうな。しかし今年は餌付けに久々にチャレンジしてみょう。そうでもしないと私のバカチョンカメラでは鳥を撮る事は不可能に近いようだ。

人によっては「餌で釣って鳥の写真を撮るのは邪道だ」という人もいる。しかし、いいではないですか鳥に迷惑かけてる訳ではありません。「そんな事ばっかりしていると鳥が餌を探さないで人の与える餌をあてにするようになる」と言われそうですが餌の無い冬場だけですよ。

雪の多く積もる時期、新潟の鳥は餌を探すのが厳しいのです。なんでもかんでも自然のままにといっても限度があると思います。鳥が困っていたら10回ある内の1回ぐらい助けてあげましょう。その位はいいでしょう。


NO22
2000/09/26 (火)


外は今激しい雨が降っている。ヒヨドリの巣は大丈夫かな、来年もまた同じ巣で子育てをするのだろうか?案外他の鳥がちゃっかり使ってたりして。でもあれだけの数の鳥たちが巣を木にかけている筈なのに巣を探してもあまり見ないってことは一年か二年で自然に壊れて下に落ちちゃうんだろうな。

植物だけで作った巣は腐って無くなるけど、カラスみたいにハンガーなどで作った巣はいつまでも残る。案外それを取ってオブジェとして飾っても面白いかも。


NO23
2000/09/27 (水)

もうすぐ夏鳥の渡りの季節です。今までいた者がいなくなるのは凄く寂しい。でも待ちに待った冬鳥の渡りの季節でもある。毎年繰り返される自然の移り変わり。センチメンタルな性格のためかこの時期は凄くもの悲しくなってしまう。

しかしあのでっかい白鳥が家の屋根ぎりぎりにガーガー言いながら飛んで行くと、せっかくストーリーマンガの主人公になっているのにいっぺんでギャグマンガの敵役になってしまうから不思議だ。白鳥くん今年もよろしく!


横浜の公園でハト大量死

26日午前6時ごろ神奈川県立保土ヶ谷公園内の噴水広場付近でハトが約30羽死んでいるのが散歩中の男性によって発見され保土ヶ谷署に通報された。公園を中心に直径約30メーターにもわたってハトの死骸が点在していたという。

目立った外傷が無い事から毒物による人為的な仕業もあるとして調べを進めている。もし仮に意識的に毒入りの餌がばら撒かれたとしたら、普段から近所の人などから餌をもらっていたハトは疑うことなく食べたであろう。

原因がわからない今、憶測で物を言ってはいけないが人がやったのであれば非常に悲しい事だ。

清津川ダム計画は中止を

清津川ダム計画予定地周辺にイヌワシ1ペア、クマタカ4ペアが生息している事が確認され市民団体のイヌワシネットワークと清津川ダムを考える会のふたつの団体がダムの中止を求めて建設省北陸地建と県に対し計画中止の要望書を提出した。

両団体によると、この5ペアは6月に初めて確認されたもので内訳はダム水没予定地にクマタカ2ペア、予定地周辺にクマタカ2ペア、イヌワシ1ペアで現在も栄巣中。うちクマタカの巣にヒナが一羽確認されている。

いつもながらの開発と自然の保護…難しい問題だ。


NO24
2000/09/28 (木)

皆さんそれぞれ鳥の声には思いがあることでしょう。私の場合はニワトリの声です。風邪を引いて布団の中で寝ていると普段、気にもとめていない音がいろいろ聞こえてきます。

車の音、大工さんのカナヅチの音、そして遠くから聞こえるニワトリの鳴き声…「早くあのニワトリのように元気になろう」と思いつつ高熱で気を失いそうに、なりながらも私は他に鳥の鳴き声がしないか聞き耳を立てるのでした。(風邪でうなっているわりには変に余裕がある)


NO25
2000/09/29 (金)

本などを読むと、じっとしていれば意外と鳥は近くまで来てくれる物だと書いてある本当だった。外仕事に行くまで時間があったので前の家の木を眺めていたら突然小鳥が飛んできた。スズメかな?と見るとなんとウグイスでした。結構可愛いまじまじと見たことが無かったので思わずくぎ付けになった。

するとウグイスは2メートルくらい近くまで来てまるで私の存在その物に気が付いていないように羽づくろいや木の実を一生懸命食べていた。ここでカメラなんかを構えるとあっという間にどこかに飛んで行くんだろうな…物陰から隠れるように見るのはなんべんもあるが、こんなに真正面でしかもこんなに近くで見れるなんてちょっと感激でした。


NO26
2000/09/30 (土)

昨日見たウグイスを撮ろうと今日はカメラを持って会社に行った。絶対あそこの木の中に住んでいると信じ込んだ私は5分ぐらいポカーンと木にカメラを向けひたすらウグイスが現れるのを待った。しかしすぐ絶望へと変わった。「いない」頭の中のイメージでは「ウグイスの一生」というタイトルでもう新しいコーナーの段取りまで、出来ていたというのに…

悔しいので前に見つけておいたヒヨドリの巣をとりあえず撮る事にした。来年もまたここにヒヨドリが来たら今度は写真に収めよう。もちろんタイトルは「ヒヨドリの一生」



2000 10月

NO27
2000/10/01 (日)

いつものように散歩兼鳥見としゃれ込んだはいいが朝からえらいもの見てしまった。タヌキ君がかわいそうに車にはねられたのか大往生していました。畑仕事をしていたおじさんが気づいたので、きっと後で片付けてくれるだろう…新潟もんはそんな所が情が深い。

お目当ての鳥はというとオナガの群れとキジバトを見た。ありきたりだけどサギもたくさんいた。どうも肉眼ではそこらへんが限度だな…やっぱりいるなー双眼鏡が。しかし今日はトビが多いな見慣れた鳥だけど低空で下りてくるとやっぱり大きい。あんなのが頭に止まったらつぶされるな。


NO28
2000/10/02 (月)

鳥屋野潟の近くに清五郎という小さな潟がある。葦原をかき分け、そーっと湖を覗き込むと居た。数えきれないほどのカルガモだ。皆のんびりしているなーこっちを見ても逃げもしない、その中に緑色の小鳥を見つけた。カワセミだ。

一年位前からここで見かけているから繁殖しているんだろうな。でも巣を作れるような形状をした土地は見当たらない。お家は違う所にある。と推測するのが正解だろう。この鳥がどこに行っても見れるような環境を造るのが鳥を好きな者の役目だと思う。

オオヒシクイ飛来

新潟県豊栄市の水の駅「ビュー福島潟」に今シーズン初めてオオヒシクイが飛来しました。去年より7日早く9月29日に百羽前後が東北方向から飛んで来るのを市民が確認していた物で 同館が10月1日確認しました。

オオヒシクイはガンの仲間で国の天然記念物に指定されている。豊栄市の市の鳥でもある。今年は餌となるヒシが大量に育ちその名のとおりヒシを食べるオオヒシクイが、観察できる貴重な機会だ。

11月頃から増え始め12月には約3000羽が福島潟にあふれる。国内最大級の越冬地である。


NO29
2000/10/03 (火)

新潟・福島潟にオオヒシクイが飛来した。秋が深まりいよいよ冬がやって来る。新潟の鳥見はこれからがメインだ。小鳥も可愛いが水鳥の迫力にはちょっとたじたじ。これからしばらくは冬鳥の渡りの話題が新聞などでちょくちょく目にするようになる。

しかも蚊などの、虫さされのわずらわしさから開放されて草むらにも入りやすくなる。(そのかわり草の種が服に付いてしまう)次は何の鳥がやって来るかな楽しみ。


NO30
2000/10/04 (水)

鳥の飛ぶ姿はどうしても下から見上げるアングルが多くなります。それが普通だと思い込んでいるときに屋上とか山の上などから鳥を見下ろしてみたりすると、なんかいつもの鳥と違って見える。

ハトが一生懸命下のほうを気にして頭をキョロキョロさせていた。それを屋上から見ていた私は、無意識のうちにそばに落ちてい鳥のフンを掴んでいた。それを鳩の頭に落としたらどんなリアクションをするか確かめたくなったからだ。

しかしその実験は成功しなかった。ビル風の性でなんべんやっても風に流されてハトに命中しなかったからです。しかし仕事中にこんな事している私も暇人だ。