鳥バカ通信局  2000  12月〜1月  NO111〜NO120 戻る
NO111
2000/12/28 (木)

電線に器用に鳥が止まっています。鳥の脚は自然とロックされるので脚が離れて落ちる心配は無いそうです。まあそれは理解したとしてあんな細い電線に止まって体がぐらぐら揺れないのでしょうか?ヤジロベー状態でバランスを取りながら止まっている風には見えません。完璧に停止しています。しかも鼻歌なんぞ「ピーピー」歌いながら…

鳥を捕るための“カスミアミ”はその構造を利用した道具だと聞いています。つまりアミを握ったまま指がロックされてしまい翼はバタバタできるのに逃げられなくなってしまうのです。身を守ってくれるべき体の構造が時として身を滅ぼす事もあるのです。


NO112
000/12/29 (金)

公園に行くとたくさんのハトがいます。お菓子のくずをやると手の上まで乗ってきて必死で食べるハトをよく目にする。しかし白っぽい色のハトは驚くほど少ない。これは白い色のハトは外敵に狙われやすく数が少なくなったのだ。と人は言います。本当にそうなのかな?それだったら白い白鳥や白鷺なんて真っ先に絶滅してしまうような気がするけど…

確かに夏は目立つかもしれないけど冬は逆に雪と同化してまるっきり目立たなくなると思いませんか?色によって個体数が左右されるなんて、ちょっと理解できない定説です。…今私はまるっきり的外れな事を言っているのかもしれない。しかしそれでいいのだ!謎は多いほど面白い。明日もまた何か謎を発見するぞ。


NO113
2000/12/30 (土)

2000年も後一日と少しです。人間にはお正月がありますが鳥たちには、何もありません。明日もあさっても餌探しです。田んぼのお米ももう余りありません。それでも鳥たちは田んぼに集まって来ます。ひょっとするとワラ中にいる虫たちを探しているのかもしれない。餌が無くなったらどうするのだろう?

しかし案外私たちが考えているほど鳥たちには危機感は無いのかもしれません。もしそうならそんな鳥たちの強さを見習いたいと思います。


NO114
2000/12/31 (日)

今年最後の「鳥バカ通信」をお送りします。予定には無かったのですがさっき鳥屋野潟まで行ってきました。すると丁度ヒヨドリが5羽木に止まって何か食べています。どうやら来年芽が出る新芽を食べているようです。こうしてみると“木”は鳥たちにとって無くてはならない物だという事がよくわかる。

夏は厳しいお日様の光をさえぎり秋は果物を授け冬になったらわずかな恵をくれる…だからこそ“木”は大切にしなければいけません。枯れてからだって“木のおもちゃ”になって私たちを楽しませてくれるのですから。

2000年も今日で終わりです。来年もよろしくお願いします。よいお年を…



2000  1月


NO115
 2001/01/01 (月)

新年明けましておめでとうございます。

2001年新たな年を迎えました。今年も健康に気を付け無理をせずに鳥見をして行きたいと思います。新年早々北風が凄く吹いています。普段なら湖面の真中に居るカモたちもさすがに風に流されてしまうのかべったりと北側の岸辺近くに避難しています。それでも「ガアガア」鳴くのを忘れません。

波にもまれて激しく上下運動を繰り返している鳥たちを見ていると「船酔いしないのだろうか?」と鳥事ながら心配になって来た。その前にそれを見ている私が酔わないように気をつけなくては、なにせまだお酒が抜けていないのだ。お酒と言えば昔闘鶏でシャモにお酒を無理やり飲ませ戦わせていた光景を思い出す。

子供だったのでタダ面白いなと眺めていたが今思うと随分と乱暴なゲームでした。今そんな光景を目にするには特定の地域に行かなければ無理でしょうね。昔々のお話でした。


NO116
2001/01/02 (火)

外はうっすらと雪化粧です。私たちの目には美しいのですが鳥たちにとっては迷惑な物なのでしょうね。でも頭のいいカラスなんかは滑り台で滑ったり石で遊んだりしていますから案外仲間同士で雪合戦なんかしているかもしれません。

知ってますか?鳥たちも雪に脚を取られて滑っちゃうんですよ。その時のバツの悪そうな顔は人間と同じです。雪国の鳥たちも意外と雪を楽しんでいるのかもしれません。


NO117
2001/01/03 (水)

色々な所から鳥の情報が飛び込んできます。「 こんな鳥が来た」とか「珍しい鳥見たよ」とかこれもインターネットのおかげです。出不精の私には非常にありがたい手段です。暖かい地域の方から「車でどこどこまで鳥見に行きました」なんて聞くと「おー羨ましい」と思うし「雪は綺麗でしょうね」と言う問いかけには「綺麗だけど寒いよ」とメールを書いたりします。

渡り鳥たちがインターネットの代わりに全世界に情報を伝えているのかもしれません。だからちょっとでも環境が悪化すると、鳥たちは来てくれなくなるのです。だから鳥たちに少しでも悪い印象を与えないように私たちも環境の悪化だけは気を付けましょう。


NO118
2001/01/04 (木)

今日の鳥見は自転車をやめて鳥屋野潟まで歩く事にしました。昨日からの雪が固まってしまってとっても運転できません。ふうふう言いながら歩く事およそ13分やっといつもの鳥見の場所に到着です。ここには自動販売機があって缶コーヒーを飲むのも楽しみのひとつなんです。

いました。白鳥君です。あいも変わらず優雅に泳いでいます。いつものファミリーです。7羽ちゃんといます。一羽もかけていません。よかったよかった。しかしいつ見ても寝てるんだよね。エサはちゃんと食べてるのかな?正月だから特別にご馳走あげたいんだけどエサ投げたらきっと逃げていってしまうでしょうね。明日もエサにありつけますように…


NO119
2001/01/05 (金)

鳥を眺めていたら凄く寒くなって来た。帰ろうかと思ったがいいことを思いついた。すぐとなりの県立図書館の中から鳥見をすればいいのだ。あそこなら暖かい。鳥は豆粒くらいにしか見えないけど寒いよりましだ。ところが意外と眺めがいい鳥がすぐそばまで飛んで来てくれたのだ。

しばらく眺めていたら今度は暖かいせいか眠たくなって来た。やっぱり鳥見は寒くても外の方がいいみたいですね。


NO120
2001/01/06 (土)

鳥が水浴びをするのは夏だけかと思ったら関係ないみたいだ。水溜りで一生懸命ヒヨドリが水浴びをしている。寒くないのだろうか?しかしも2羽同時にである。丁寧に丁寧に水をかけつづけている。その光景を見ているだけで私の足は寒くなって来た。

もっとも水鳥などはそのものズバリ水の上に浮いているのだからやっぱり平気なんでょう。前にその理屈について読んだ記憶があるけど忘れてしまった。凄く初歩的な知識なんでしょうけど…後で調べてみます。