鳥バカ通信局  2000  12月  NO91〜NO100  戻る
NO91
 2000/12/08 (金)

今日も寒かった。2〜3日前のように銀世界になるほどではなかったが気温はだいぶ下がっている。ここのところ全然鳥屋野潟へ行っていない明日あたり行ってみるかな珍しい鳥がいるかもしれないし。でも何日か前鳥屋野潟で寒い思いして大風邪引いちゃったしなー。

カモ達も増えたしひょっとすると綺麗な羽が落ちてるかもしれない…もし落ちていたら車のアンテナに縛り付けて自慢するのだ。しかしあれほど鳥がいるのに不思議とあまり羽は落ちていない。もしかするとマニアがいてめぼしい羽を根こそぎ持っていくのかもしれないぞ。釣りの疑似餌か何か作るために…よし明日は少し早起きしてみよう。


NO92
 2000/12/09 (土)

朝から雨が降っていたが鳥屋野潟へ行ってみた。残念ながら普段いける場所は雨のため水かさが増して入れなかった。したがって“羽拾いはキャンセル”残念無念…白鳥たちは餌場に行っていていなかったが相変わらずカモは腐るほどいました。

ときおりカモ達が2〜30羽突然飛び立ちます。何か危険な動物がそばに来たのかも知れません。(私のせいかな?)タヌキも最近活動が鈍くなったようで私の家の周りにも現れなくなりました。もう冬ですね。動物たちはそろそろ冬眠でしょうか…う〜寒い私も冬眠したい。


NO93
 2000/12/10 (日)

鳥屋野潟の空を異常にたくさんのカモ達が飛んでいた。どうしたのかな?と、そばまで行ってみて納得しました。漁師さんが魚を捕っていたのです。随分と年季の入った船なのか“ポンポン”凄いモーターの音です。それに驚いた鳥たちが飛び立っていたのです。めったに見れない光景なのでしばらく眺めていた。

空に乱舞する鳥たち、でも漁師さんがなかなか移動しないのでとうとう彼らの方が、どこかに行ってしまいました。その間たったの30秒ほどあれほどうるさかった鳥屋野潟は一瞬のうちに静寂の湖とかしたのでした。ただひとつ年季の入ったモーターの音を残して…


NO94
2000/12/11 (月)

今、外は猛烈な吹雪である。積もるほどではないが町中がぼや−となって写りの悪いテレビのようだ。鳥たちはこんな天気の中どうしているのかなー。エサは捕れないしだいいち寒いだろうな。こんな時は肉食の鳥より草食もしくは雑食の鳥は少しはエサが捕りやすいのではないでしょうか…

猛禽類の鳥は空の上から吹雪の中の小鳥やネズミはまず捕まえられないと思う………でも悪天候でまごついているカモや小鳥を専門に狙うって手もあるな…吹雪はいったいどっちに味方をしているのだろう?


NO95
2000/12/12 (火)

スズメが寒いのか羽を逆立ててボールみたいになっていた。コロコロして凄くかわいい…木の枝に止まっているスズメが10羽くらいみんな同じ方をじっと見てぴくりとも動かない。真中の鳥は暖かいだろうけど一番端の鳥は寒いだろうな。

これにもきっと優先順位があるのだろう。私が思うに真中は今年生まれた若鳥で次が年とった鳥一番端っこがお父さんとお母さん鳥ではないでしょうか。多分この仮説は正しいと思う。


NO96
2000/12/13 (水)

夏の間ムクドリだけがいっぱい止まっていた大きな木があった。それが冬になったらヒヨドリしか止まっていない。ムクドリがいなくなったのかと思ったら近くの他の木には結構いるのだ。数の上ではヒヨドリのほうが多くいる。確か優先順位はムクドリのほうが上のような気がしたが…私の思い違いだったかな?

弱い者は群れを作る。群れになって初めて強いものから身を守れる時もある。そんな定義が鳥たちの間でも当てはまるのかかも知れません。人間と同じですね。だから弱い私は仲間を作りたがるのです。


NO97
2000/12/14 (木)

佐渡トキ保護センターのユウユウとメイメイのペアリングが13日から開始されました。今までシンシン、アイアイ4羽一緒のゲージで飼育されていましたが、いよいよ2羽だけになりました。

新居は今まで4羽がいたゲージから10メーターほど離れた場所にあります。相性がよくていい夫婦になってくれればいいのですが…来年の春には2組のペアから卵が生まれる予定ですので飛躍的に個体数が増えるでしょう。

トキが沢山増えたら最後に残った日本産トキといっしょのゲージに入れて大往生させてやりたいな…今までずーっと1羽で頑張ってきたのだから。


NO98
2000/12/15 (金)

翼を持っている鳥も狭い所に落ちてしまうと外に出れないらしい。トビが落石防止用の金網の中に落ちたそうだ。最初ドライバーは鳥が落ちているのを確認していたがすぐ飛び立つだろうとその場を去った。しかし三日後又同じ場所を通ると、まだトビがいたので慌てて関係機関に通報したそうです。

その鳥は愛鳥センターに送られ事なきを得たということだが本当に思わぬ所に落とし穴があったものです。これがオウムだったら多分くちばしを使ってあっさりと外に出たでしょうね。


NO99
2000/12/16 (土)

今日は丁度白鳥の帰る時間近くに仕事が終わったので家に帰らず鳥屋野潟へ直行した。しかし4時になっても1羽もこない…おかしいなと思いつつもう少し待ってみる事にした。待つ事およそ15分やっと薄暗くなりかけた4時15分白鳥の第一弾現る。やはり優雅だカモ達がおもちゃみたいに小さく見える。

5時にはだいぶ増えて何羽いるかわからなくなった。渡りがあった初期の頃と違ってまとまってあっというまに100羽も200羽もいちどきに湖に現れるという事は無いみたいだ。少しづつ少しづつ帰って来る。本当は白鳥が飛行して湖に降り立つのを見るのが好きなのだが薄暗くてあまりよく見えない。今度は朝早く行って白鳥が飛び立つのを見てみよう。


NO100
2000/12/17 (日)

カラスが他の小鳥などを襲う場面は何度か見たことはあるがカモまで狙うとは思わなかった。しかもつがいだろうか2羽協力して水面のカモに向かって急降下していった。1羽目のカラスが先に突っ込み逃げ送れて固まったカモめがけてもう一羽が襲い掛かったのだ。

間一髪カモは水中に潜ったが危ない所でした。その一度の攻撃に失敗するとカラスはあっさりとどこかに飛んでいった。あれは遊びだったのかな?それとも駄目元でやったのだろうか…